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米外交政策の重鎮キッシンジャー元国務長官(94)、米上院公聴会で証言(25日)
2018-01-29
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北朝鮮が世界の安全保障に対する最も差し迫った脅威で、同国の非核化が米外交政策の「欠かせない」達成目標だと強調した。同氏は、北朝鮮の核開発を阻止することができなければ、アジアで新たな軍拡競争が起きる恐れがあると指摘。軍事衝突に突き進むことには警鐘を鳴らしたものの、金正恩政権への圧力については支持した。
同じく証言したアーミテージ元国務副長官(72)は、「残念な事に米国の外交政策は一貫性が欠如しており、米国の世界での役割について不透明感が出ている」と述べ、トランプ政権による国際的な脅威への対応を非難した。一方、シュルツ元国務長官(97)は証言で、テクノロジーの利用で兵器が小型化・自動化すれば大混乱を引き起こしかねないと述べた。