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中国の創業間もない人工知能(AI)関連企業による2017年の資金調達額が米国を抜いて初めて世界一になった事が、米調査会社CBインサイツの調べで判明
2018-02-26
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中国企業は顔認証やAIプロセッサーの開発に多額の資金を投じている。特許や論文動向でも米中は競っており、最先端技術の競争が米中2強の時代に入ったことを印象づけている。CBインサイツによると、世界のAIスタートアップ企業による17年の資金調達額は152億㌦(約1兆6264億円)で過去最高だった。うち中国企業が48%を占め、米国の38%を上回った。中国は16年の11.6%からこの1年で急拡大した。中国各社が調達資金を投じるのは政府が国を挙げて支援する顔認証技術やAIプロセッサーの開発。曠視科技は政府機関などの協力を得て、13億人分の顔データにアクセスしているという。中国のスタートアップ企業のある幹部は「米中はAIで競争と協力の関係にある」と打ち明ける。中国当局と検索の自主検閲で対立している米グーグルもAIの中国研究開発拠点の設置を発表した。米中を中心にAIの勢力争いが進みそうだ。