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中国の当局が巨大IT企業による独占禁止法違反に対し、空前の締め付けに乗り出した(14日)
2020-12-28
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中国国家市場監督管理総局(SAMR)はアリババ・グループHDやテンセントHD(騰訊控股)といったIT大手が後ろ盾になった複数の案件について、罰金を科すと共に調査開始を発表。
SAMRはかつてインターネット業界に対して「自由放任」の姿勢で臨んできたが、今後は方向転換し、更に多くの案件を監視していく構え。
「見せしめ」にしようと狙っている案件が、インターネット検索企業のソゴウ(捜狗)を株主のテンセントが35億㌦で買収を強め、非公開化する計画。
関係者によるとSAMRは、プライベートエクイティ企業MBKパートナーズによる中国オンライン自動車レンタル最大手CARに対する買収提案にも、目を光らせている。
MBKは業界2位の企業を既に所有しており、独禁法違反の問題が生じるとの懸念からだという。