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半導体受託生産を行っている台湾積体電路製造(TSMC)、半導体の生産能力を強化するため、今後3年で1,000億㌦(約11兆円)を投じる計画を明らかにした(1日)
2021-04-05
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旺盛な需要に対応する。先端半導体の主要メーカー、TSMCは2021年に最大280億㌦の記録的な設備投資を既に計画していたが、世界的に半導体不足が顕著となっており、最近のトレンドや動向が一段の生産能力増強を後押ししている。
同社は相次ぐ需要に対応するため各業界の顧客と協力する方針を示していた。半導体不足による打撃は特に自動車メーカーで大きくなっており、今年は600億㌦超の売上高が失われると推計されている。米フォード・モーターは3月31日、売れ筋のピックアップトラック「F-150」を製造する2工場で生産を一時休止すると発表したばかり。
TSMCのCEOは顧客宛ての書簡で、同社工場が「この12カ月に渡り100%を超える稼働率で操業している」にもかかわらず、需要がなお供給を上回ったと指摘。22年初めから1年間、ウエハーの値引きを停止するとも伝えた。