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パウエルFRB議長、経済が力強さを増し、供給阻害により一部の部門で物価が押上げられる中、米国の今年のインフレ率は一時的に「やや高く」なるとの見方を示した(共和党のリック・スコット上院議員宛の書簡)
2021-04-26
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ただ、FRBはいかなるインフレ上昇も限度の範囲内に収める事にコミットしていると表明した。パウエル氏の書簡は4月8日付。スコット議員の3月24日付の書簡に返信した。スコット議員は書簡で、インフレ上昇とFRBの債券買入れを巡る懸念を表明。
パウエル氏は5ページに渡る返信で「FRBはインフレ率が2%を大幅に超える事も、この水準を長期的に上回り続ける事も望んでいない」とし、「FRBは最大雇用と物価安定という2つの責務の双方に完全にコミットしていると強調したい」とした。
その上で、インフレが低水準にあると、経済が受けた衝撃を緩和策で和らげるFRBの能力が限定されると指摘。FRBは現在インフレ率が緩やかに2%を上回る状態を目指しているとし、「1960年代と70年代の経験から、高インフレの教訓を学んだ。
当時に類似したインフレ圧力は予期していないが、そうした圧力が台頭した場合、FRBには対応する手段がある」とした。