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FRB、米大手銀行グループ23行を対象にしたストレステスト(健全性審査)の結果を公表(24日)
2021-06-28
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米株式相場が高値から5割下がるような厳しい景気後退に直面しても、自己資本は全行で最低基準を上回る結果となった。米銀は新型コロナウイルス禍で導入された株主還元制限の解除を受け、増配や自社株買い増額に乗り出す。FRBは20年6月、米大手銀に対して自社株買いと増配の一時禁止措置を導入した。コロナ禍に苦しむ企業や家計を支えるよう銀行に促す狙いがあった。
同12月に実施した審査を経て自社株買いの一部再開を認めたが、配当金と自社株買いの合計額が「直近1年間の純利益額を超えない範囲」との条件がついていた。今回の全面解除で金融規制は「危機モード」から脱し、正常化が進んだ形となる。