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自然科学研究機構生理学研究所傘下の研究グループ、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と豊橋技術科学大学、石油と同等の燃料を合成できる植物プランクトンを北極海で発見。石油と同等の燃料をつくる生物はこれまで見つかっておらず世界初の発見。
2021-08-23
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脱炭素社会の実現に不可欠なバイオ燃料の開発に繋がる可能性がある。石油の主成分は炭素と水素の化合物(炭化水素)で、炭素の数が違う様々な大きさの炭化水素分子が混じり合う。石油精製の過程で炭素数が10-15個のガソリンや16-20個のディーゼル油等に分離され使用される。研究グループが見つけた植物プランクトン(ディクラテリア・ルトゥンダ)は、炭素数10-36個の幅広い炭化水素を合成する能力を持つ。