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米国商務省、昨年12月の米個人消費支出(PCE)価格指数発表(27日)
2023-01-30
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総合指数と、食品とエネルギーを除くコア指数が共に前年同月比ベースで一段と鈍化し、過去1年余りで最も低い伸びとなった。一方で支出は減少し、米金融当局が利上げペースを更に減速させるとの見方が強まった。PCEコア価格指数は、前年同月比4.4%上昇、11月は4.7%上昇だった。又、個人消費支出は前月比0.2%の減少、実質PCEは同0.3%減。パウエルFRB議長はPCEコア価格指数について、インフレ動向を測る上でより正確な指標だとの考えを示している。
12月はコア・総合価格指数共に、ほぼ全てがサービス分野の上昇によるものだった。財の価格はディスインフレが続いた。米金融当局による積極的引締めの影響が経済全般に及んでいる中、今回の統計は、数十年ぶりの高インフレの最悪期が過ぎた事を改めて示すものとの声が聞かれた。