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G20財務相・中銀総裁会議、インド南部ベンガルールで開催(25日)
2023-02-27
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ロシアのウクライナでの戦争を巡る文言で交渉が行き詰まり、共同声明を発表できなかった。
議長国インドが議長総括を公表したが、首脳宣言を採択した昨年11月のインドネシア・バリ島でのG20首脳会議から後退した格好となった。
戦争に関する記述について、昨年11月には全参加国が受け入れた表現にロシアと中国が反対した。
リンドナー独財務相は議長総括発表後に記者団に対し、「我々は共同で、ウクライナに対するロシアの攻撃を非難する。極めて大きな共通の土台があるが、非常に矛盾した態度をとる中国が例外」と指摘。「ここに中国の姿勢の変化が見られる。極めて遺憾」と続けた。
参加メンバーは世界の経済見通しがなお不安定であるとの見解など、他の多くの問題では合意した。
議長総括によると、昨年10月の前回会合以来、世界経済の見通しは緩やかに改善してきたが、「インフレの高止まり」を含めて見通しの下振れリスクが依然続いている。