取引所情報
東商取:社長会見(12日)
2017-10-23
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①9月概況:出来高合計は221万枚と前月を下回るも、1日当たりでは7.8%増。プラチナを除く貴金属や原油・ゴムが堅調だった。出来高の前年同月比は+29.5%と2か月連続増。残玉も55.8万枚と9か月連続で50万枚超。
②電力先物市場について:新規の取引システム開発は中止とし、既存システムを改善して対応する事とし、2018年9月上場を目指す。電力会社・経産省の協力を得て、LNG・石炭の先物市場を併せ、総合エネルギー先物市場を創設する方針。
③TSR(ゴム)上場について:日本の天然ゴム輸入量において過去10年間にシェアが約4割から8割に拡大している。2018年度中ごろを目途として上場する。標準品にはタイ国産TSR20(STR20)を指定する。
④大阪堂島取コメ市場のザラバ移行の支援について:堂島取の要請により、コメ取引のザラバ移行へ向けて、東商取売買システムの提供を準備中。現在、既に要件定義作業中で、システムの基本設計や詳細な費用の積算に着手。年内にも結論を示す予定。濱田社長は、一度に8銘柄(コメ3、ゴム1、電力4)のシステム追加改善作業は共通部もあり、経済的とも述べた。尚、電力先物については、国内を東西に分け、それぞれに日中ロード(昼間)・ベースロード(24時間)に分け4商品とする。