金融・経済ニュース
ICOという新しい資金調達方法が、今年の春頃から世界的に急速に普及している
2017-11-13
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ICOとはInitial Coin Offering(新規仮想通貨公開)の略称のこと。
ICOでは、資金を調達したい企業・団体が、トークンと呼ばれる新しい仮想通貨を独自に発行する。トークンは、ビットコインやイーサリアムといった広く普及している仮想通貨と交換され、企業は仮想通貨をドルや円といった通常の通貨と交換する事で資金を調達することができる。ICOを通じて資金調達をする企業・団体は、新たに発行する仮想通貨の名称、発行スケジュール、調達資金の用途などを記載したホワイトペーパーと呼ばれる文章を作成し、企業のWebサイトなどに公開する。
投資家はホワイトペーパーをもとにトープン購入の是非を判断する。ICOでは、証券会社や証券取引所による審査を受ける必要もなく、企業側がインターネットを通じ投資家と直接取引を行う。このためICOによる資金調達は、IPOに比べコストが非常に低く、完了までに要する期間は数カ月程度と非常に短い。