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世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、トランプ米大統領の出席を翌日に控え、独仏伊首脳は国家主義と保護主義への回帰に対する懸念を表明(24日)
2018-01-29
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メルケル独首相は「国家主義やポピュリズム(大衆迎合主義)が台頭しており、多くの国で二極化がみられている」とし、「孤立化は何の助けにもならないと信じている。我々は協力する必要があり、保護主義は何に対する答えにもならない」ジェンティローニ伊首相は、トランプ大統領への言葉として「政治的な指導者が自国民、自国の企業、及び自国経済を守りたいと思うのは完全に正当的で理解できる」としながらも、「こうしたことには明らかに限度がある」と述べた。マクロン仏大統領は、不均衡の拡大とポピュリズムの台頭に繋がった経済的な力学に対処するための「世界的な同意」が必要になっていると指摘。その上で、「国際的な協力の基準で合意できなければ、グローバリゼーションの恩恵を受ける中産階級を納得させる事はできない」と述べた。