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史上初めて核兵器の開発や保有、使用などを全面的に禁じる核兵器禁止条約が、南太平洋のサモアから順次発効した(22日)
2021-01-25
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条約は、昨年10月時点の批准50カ国・地域で、現地時間の22日午前0時にそれぞれ発効。
核兵器の廃棄や検証方法など核兵器を具体的にどう禁止していくのかは、2年に1度の締約国会議で話し合う。
第1回締約国会議は、今年12月か来年1月にオーストリアで開催する方向で検討が進んでいる。締約国会議には条約に加盟していない国もオブザーバー参加できる。
スウェーデンなどが参加の意向を示しており、日本でも参加を求める意見が出ている。核禁条約は2017年7月に122カ国・地域の賛成で採択された。
昨年10月24日、批准した国・地域が50に達し、発効が決まった。世界の核軍縮は核拡散防止条約(NPT)を柱にしているが、その動きは長らく停滞してきた。