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世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人の2020年12月末時点の運用資産額は過去最大となった。
2021-02-08
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世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2020年12月末時点の運用資産額は177兆7030億円、19年末の168兆9897億円を上回り過去最大となった。
新型コロナウイルス感染拡大に対応した財政出動や金融緩和を背景とする国内外の株高が寄与した。GPIFが5日公表した運用状況によると、10-12月期(第3四半期)の運用収益はプラス6.29%の100兆3,528億円。3四半期連続の増加で、収益率としては過去4番目、収益額は3番目の高水準となった。運用資産の構成比は外国債券が過去最高の25.71%と目標を上回った一方、国内債券は9月末時点の26.61%から23.64%に低下した。リスク管理強化のため今年度から公表を始めた国内外を合わせた構成比は株式が50.64%と、債券の49.36%を上回った。