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中国は、射程距離が最長4,000kmの多目的型ミサイル、「東風(DF)26」を大量生産している
2021-07-26
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米国は太平洋上で中国に対抗する為の新兵器を開発中。中国以外のアジア諸国は、新型ミサイルの購入や独自開発に力を入れている。各国を駆り立てるのは、中国を巡る安全保障上の懸念と、米国への依存度を減らしたいとの意向。アナリストや外交官、軍事専門家によると、2030年を迎える前に、アジアは飛行距離、速度、打撃力が増した最新鋭の通常型ミサイルが密集する地域となるだろう。
近年とは打って変わった危険な状況となる可能性がある。アナリストによると、最も心配なミサイルは通常弾頭と核弾頭のどちらでも運べるもの。中国、北朝鮮、米国の3カ国はいずれもそうしたミサイルを保有している。武器管理協会(ワシントン)のディレクター、ダベンポート氏は弾道ミサイルが通常弾頭と核弾頭のどちらを載せているかを、標的に達する前に見極めるのは不可能とは言わないまでも至難の業」とし、こうした兵器が増えれば「(緊張が)不用意にエスカレートして、核攻撃に繋がるリスクが増す」と警鐘を鳴らした。