米国主催で、4氏による対面の会談は初。バイデン大統領は冒頭、クアッドについて「価値観を共有し、気候変動や新型コロナウイルス、新興技術などの重要課題に取組む民主主義国のグループだ」と表明した。首脳らは、災害予測や不審船監視の為、新たに宇宙分野で協力する作業部会の設置で合意する見通し。半導体など重要品目のサプライチェーン強化や、高速大容量規格「5G」網の整備についても協議する。
4首脳は3月、オンライン形式の首脳会議を開催。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を掲げ、(1)新型コロナワクチン(2)重要新興技術(3)気候変動の3分野で作業部会を設けたほか、サイバーセキュリティーや海洋安全保障の分野で連携する事で一致した。対面での首脳会議を年内に開く事も確認していた。