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大阪堂島取:農水省、2021年産米の作柄概況(9月25日時点)公表(12日)
2021-10-18
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全国の作況指数は100(平年並み)。主食用米の作付面積は20年産と比べ6.3万ha(4.6%)減の130.3万haで、予想収穫量は同22.4万トン(3.1%)減の700.2万トン。主食用米として比較可能な08年産から2割少なく、過去最低を更新した。全国の作況が100だったのは17年産以来4年ぶり。主産地の北海道が108の「良」、山形県や秋田県など東北が102で「やや良」と、生産量の多い地域で生育が順調だった。
JAきたそらち(北海道深川市)の担当者は「北海道では6-8月の天候が良く日照が十分だったため稲の生育が順調だった」と話す。国の10a当りの予想収穫量は539kgと前年比8kg(1.5%)増えた。北海道が前年比14kg増える半面、東北は5kg減った。21年産米の卸値は現在、20年産米在庫のだぶつきで下落基調にある。ただ今回収穫量が700万トンと予想された事で、需給が均衡に向かう可能性がある。
21年産の主食用米の需要量(21年7月-22年6月)は7月時点で703万トンとの見込みが出ているためとのこと。