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東商取:サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコ、11月積みのアジア向け原油に適用する調整金を引下げる
2021-10-18
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引下げは2カ月連続。世界的に原油需給は逼迫し欧米の先物価格も高騰しているが、新型コロナウイルス感染が冬場に再拡大する可能性や高値に伴う手控えなど需要の先行き不安を警戒した。アジア向けの11月積みの調整金は、代表油種「アラビアンライト」が1バレル1.30㌦の割り増しと、10月積みから0.4㌦下げる。重質油の「ヘビー」は10月積みでは0.4㌦の割り増しだったが、11月積みは0.5㌦下げ、今年初めて割り引きに転じる。
原油需要は経済正常化に伴い回復傾向にある、天然ガス価格の高騰を受け代替燃料としての引合いも増えている。一方で産油国の供給が伸び悩んでいるため、足元の需給は逼迫している。ただ、OPECプラスは毎月日量40万バレルの増産を続けている。