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サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコのナセル社長兼CEO、原油の市況を巡り足元の需要は旺盛と述べ、日量9,000万バレル程度の世界需要が来年には1億バレル以上に達するとの見通しを強調した(9日)
2021-11-15
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一方で供給については「(世界で)投資が不足しており、供給が増やせない状態」と説明、足元は残っている余剰生産能力が縮小していく可能性があると語った。「脱炭素」に向けた再生可能エネルギーへの転換は「複雑で時間がかかる」とし「途上国を中心に石油需要は数十年、高水準で推移する」と分析。
中長期でも需要は根強いとの見方を示した。このため、サウジアラムコは日量1,200万バレルの生産能力を1,300万バレルに引上げるとの計画を強調したが、計画の年限は「2027年まで」で「生産拡大はするが、まだ先の事になる」と話した。