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COP26、合意文書「グラスゴー気候パクト」を採択(13日)
2021-11-15
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最大の焦点だった石炭火力発電の利用に関し、当初の文書案から表現を弱め、段階的な廃止(phase-out)」から「段階的な削減(phase-down)」に変更した。COP26は10月31日に開幕、会期は11月12日までの予定だった。交渉が難航し、会期を1日延長して議論を続けていた。議長国の英国が各国との協議を経て13日朝、新しい合意案を公表し、これを基に各国が交渉していた。
地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は、現状の各国の排出削減目標では達成できないとの分析を受け、必要に応じて22年末までに30年の各国目標を見直す事も明記した。パリ協定は地球気温上昇を産業革命前から2度未満、出来れば1.5度以内に抑える事をめざす。22年のCOP27はエジプトで、23年のCOP28はUAE(アラブ首長国連邦)で開く事も固まった。