米国の放出は合計約1.8億バレルで「史上最大の石油備蓄放出になる」（政府高官）という。国内需要の9日分に相当する。石油会社に増産も促す。ガソリン高をどのくらい抑える効果があるかは不透明。今回の放出は最近の措置の規模を大幅に上回る。米国は2021年11月、5,000万バレルの放出を表明、日韓などと協調した。22年3月1日には、ロシアのウクライナ侵攻を受けIEAで足並みを揃え、米国は3,000万バレルの放出を担った。
これを受け、米WTI先物5月限の清算値は7.54㌦（7％）安の100.28㌦。一時99.66㌦まで下げた。北海ブレント先物5月限の清算値は5.54㌦（4.8％）安の1バレル=107.91㌦。6月限は5.6％安の105.16㌦だった。