金融・経済ニュース
米国株式市場(9日)
2022-12-12
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反落して取引を終了。投資家は経済指標を消化し、来週のFOMCでFRBが0.50%ポイントの利上げを行うとみている。
米国労働省が発表した11月のPPI(卸売物価指数)は前年比、前月比共に上昇率が市場予想を若干上回った。
ただ基調的には減速の傾向を示している。
一方、米ミシガン大学が発表した12月の消費者信頼感指数(速報値)は前月から上昇、消費者心理の改善を示した。
又、1年先のインフレ期待は4.6%と前月から低下し、15カ月ぶりの低水準となった。フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む0.50%ポイント利上げの確率は77%、0.75%ポイント利上げの確率は23%。
この日の経済指標発表後でもほとんど変化していない。
米動画配信サービス・ネットフリックスは3.1%上昇、ウェルズ・ファーゴが「イコールウェート」から「オーバーウェート」に投資判断を格上げした。
米半導体大手ブロードコムは2.6%上昇。市場予想を上回る第1四半期(2022年11月-23年1月)売上高見通しを示した。
S&P主要11セクターの内10セクターが下落した。エネルギーやヘルスケアの下落が目立った。
週間では、S&P500が3.4%、ダウが2.8%、ナスダック総合が4%、それぞれ下落した。
米取引所の合算出来高は99億株、直近20営業日の平均は109億株。

 9日NY終値:NYダウ工業株30種=33476.46㌦ (前日比-305.02/-0.90%)、ナスダック総合= 11004.62 (同-77.39/-0.70%)、
 S&P総合500= 3934.38 (同)-29.13/-0.73%) 。