金融・経済ニュース
米国株式市場(24日)
2023-02-27
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反落。主要株価3指数は週足でも軒並み約3%安と、年初来最大の下げを記録した。
朝方発表された指標は堅調な消費支出を示し、FRBが積極的な利上げを継続するという観測が強まった。ダウ工業株30種は週足で約3%下落し、昨年9月以来の最大の下げを記録した。
下落は4週連続で、S&P総合500種とナスダック総合も週間でそれぞれ2.7%。3.3%下落。米国商務省が24日発表した1月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比5.4%上昇と、前月の5.3%から伸びが加速。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数も前年比4.7%上昇と、前月の4.6%から加速。金利先物市場は、年内に少なくとも3回の利上げが実施され、金利は6月までに5.25-5.5%でピークに達するという見方を織り込んでいる。
S&P主要11セクターの9セクターが下落し、不動産、情報技術、一般消費財の下げが目立ったほか、通信サービスは1.4%安と、6営業日続落した。テスラ、アナゾン・ドット・コム、エヌビディアなどの大型株は国債利回りの上昇に伴い、1.6-2.6%安となった。ボーイングは4.8%安。
米連邦航空局(FAA)は23日、ボーイングが中型機「787ドリームライナー」の納入を一時停止したと発表した。一方、天然ガス生産レンジ・リソ-シズは11.9%急伸し、ここ9カ月で最大の上昇となった。米取引所の合算出来高は103.1億株、直近20営業日の平均は115.3億株。

24日NY終値:ダウ工業株30種= 32816.92㌦ (-336.99/-1.02%)、ナスダック総合=11394.94 (-195.46 /-1.69%)、S&P総合500= 3970.04.09 (同-42.28/-1.05%)。