蔡総統が米国に立ち寄っている事に中国は反発しているが、これまでのところ、通常と異なる軍事行動は見られていない。
蔡氏は29日夜にNYの在外台湾人を対象に行った非公開の講演で、台湾の経済、安全保障、外交成果に言及した上で、台湾は「アジアにおける民主主義の導き手」だと表明。経済と安全保障の協力で「大きな進展」があったとし、「台湾と米国の関係はこれまでになく緊密だ」と述べた。
米アリゾナ州に半導体受託生産世界最大手のTSMC（台湾積体電路製造）が工場を建設する計画は、台湾の技術力を証明していると語った。又、台湾は「大きな挑戦」に直面しているものの、孤立する事はないと表明。兵器売却を含む米国の台湾との安全保障協定に謝意を示した。