人民大会堂で李氏と会談したイエレン氏は、「我々は勝者総取りではなく、公正な規則に基づき長期に渡って両国に利益をもたらす健全な経済的競争を望んでいる」と述べた。一方で、米政権は「状況によっては、国家安全保障の観点から、的を絞った行動を取らざるを得ない」と強調。
「こうした場合に、両国は意見を異にするかもしれない。だが意見の不一致が、両国の経済・金融関係を不必要に悪化させる誤解に繋がらないようにしなければならない」との見解を示した。
これに対し李氏は、イエレン氏が前日に空港に降り立った際に「虹を見た」と語った事に関し、「米中関係にも言えると思う。風雨の後には必ず虹が出るものだ」と応じた。