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中国共産党、党大会最終日の24日に選出された第19期中央委員会による第1回総会(1中全会)を開催(25日)
2017-10-30
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習近平総書記(64)=国家主席=による新たな指導部が発足。党や軍の中枢を習総書記に近い人物で固めて「習1強」体制が鮮明となり、権力基盤をより強化した習氏が、新しい国家目標「社会主義現代化強国」の建設に向け、2期目を始動させた。最高指導部を構成する新しい政治局常務委員には、習氏と李克強首相(62)が残り、新たに栗戦書・党中央弁公庁主任(67)、汪洋・副首相(62)、王滬寧・党中央政策研究室主任(62)、趙楽際・党中央組織部長(60)、韓正・上海市党委書記(63)が入った。趙楽際氏は王岐山氏(69)の後任として党中央規律検査委員会書記。陳敏爾・重慶市党委書記(57)については2段跳びで常務委員入りする人事が固まっていたが、政治局員への登用に留まった。胡錦濤前総書記の腹心である胡春華・広東省党委書記(54)も入らなかった。又、軍の最高指導機関である党中央軍事委員会も新メンバーとなった。許其亮副主席(67)が再任されて制服組トップとなった。習氏は「世界一流の軍隊建設」を掲げ、大規模な軍改革を進めている。