金融・経済ニュース
シンガポールの南洋工科大学(NTU)、電子商取引中国最大手アリババ・グループHD(阿里巴巴集団)と人工知能(AI)関連の共同研究機関を設立することで覚書を交わした(28日)
2018-03-05
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調印式にはエイミー・コー上級国務相(保健、環境・水資源担当)が立ち会った。新たな研究機関「アリババーNTUシンガポール共同研究所」はNTUのキャンパス内に設置。アリババがこうした施設を中国国外に設けるのは初という。まずは双方から計50人の研究者が集まり、向こう5年で毎年数百万S㌦(1S㌦=約80.9円)を投じて研究に取組む。NTUは健康、老化、住宅、地域社会に関して培ったAIの知見を、アリババは自然言語処理(NLP、人間の日常言語をコンピューターで処理する技術)、機械学習、クラウドコンピューティングといった最先端の技術をそれぞれ持ち寄り、都市の効率性向上や、人々の健康増進、生活改善に役立てることを目指す。