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米議会予算局(CBO)、財政見通し発表(9日)
2018-04-16
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米財政赤字は9月末までの今年度に21%増加して8040億㌦となり、2020年までに年1兆㌦を突破する。赤字拡大の大半は、議会で昨年12月に成立した税制改革法と今年2月に承認された歳出上限引上げ法の影響。CBOによると、減税効果で今年と来年の成長率は約3%に達する。今年から2028年までの成長率は平均で年0.7%ポイントの押上げ効果が見込まれる。新規雇用が110万人生まれ、成長加速が今後10年で1.1兆㌦の税収増をもたらすという。ただ全体としては税収が減り、22年までに財政赤字の対GDP比が5.1%に達する。第2次世界大戦後でこうした水準になったのは、08-09年の金融危機の間から後の数年と、レーガン政権下で減税があった1980年代だけだ。連邦債務の対GDP比は今年度末見込みの78%から28年には96%超に上昇し、第2次大戦直後を除けばどの年よりも債務負担がずっと大きくなる、とCBOは警告した。