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大阪取:WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)報告
2020-12-14
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世界で貴金属の金のリサイクル量が急増している。WGCによると7-9月期のリサイクル量は世界全体で376.1トンと前期比で31%増加。四半期では2012年10-12月期以来約8年ぶりの高水準となった。
金相場の高止まりや経済低迷で貴金属店での個人の売却が増えた。リサイクルは個人が持つ宝飾品などが9割、PCやスマホなどからの回収も1割程度ある。
リサイクル量は年による変動も大きいが、10-19年の平均で年1,300トン程度と金の供給全体の3割で、鉱山生産(年約3,500トン)に次ぐ供給源。
今年は8月に金相場が一時1トロイオンス2,000㌦台と過去最高値を付けた。
国内地金商大手で貴金属リサイクルも手掛ける田中貴金属工業によると、宝飾品買取り事業「RE:TANAKA(リ・タナカ)」の買取り量は、7-9月期が月平均で4-6月期のおおむね2.5倍という。