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国連食糧農業機関(FAO)、10月の世界の食料価格指数(2014-16年=100)発表(4日)
2021-11-08
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前月比4.0ポイント上昇の133.2と3カ月連続で上昇した。2011年7月以来10年3カ月ぶりの高水準、小麦や植物油を中心に値上がりしている。同指数は肉類や穀物など主要5品目の国際取引価格から算出され、投資家や企業からの注目度が高い。10月は前年同月比では31.8ポイント上昇。食料価格の上昇は特に主食を輸入に頼る途上国への打撃が大きく、貧困に拍車がかかる恐れがある。
FAOによると、小麦はカナダ、ロシア、米国での収穫減少で需給が逼迫、価格の上昇圧力が高まっている。大豆油や菜種油の旺盛な需要を背景に、植物油の価格は過去最高を更新した。