高リスク高リターンのエネルギーデリバティブ分野で英BPや英シェルなどと更に積極的に競争する事が狙い。
新たな部門はエクソンの原油と天然ガス、電力、石油製品の関係部署を集約する形になると、同社は説明。
広範な組織改編の一環で、金融や調達を管理する世界的な事業ハブや、新たなサプライチェーン部門も設置される。
電子メールによると、年内に立上げられるグローバルトレーディング部門は「最終的に業界トップのトレーディング成績を収める」ことに注力する。人員採用の目標や資本規模などの詳細は明らかにされていない。
エクソンは歴史的に原油やガス、自動車燃料、化学品の生産に重点を置き、投機的なトレーディングは敬遠してきた。しかし、ゆくゆくはグレンコアやトラフィグラ・グループ、ビトル・グループといった資源商社の主要な競合相手となる可能性もある。