金融・経済ニュース
米国株式市場(17日)
2023-02-20
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S&P総合500が続落。マイクロソフトエヌビディアの下げが目立ったほか、最近発表された経済指標がインフレの高止まりと堅調な労働情勢や個人消費を示した事を受け、FRBが利上げを継続するという懸念が強まった。
ゴールドマン・サックスとバンク・オブ・アメリカは、堅調な指標を受け、FRBが年内にあと3回、それぞれ0.25%ポイントずつ金利を引上げると予想している事を表明した。
金融市場でも、少なくとも2回の利上げが実施され、金利が7月までに5.3%でピークに達するという見方が織り込まれている。
マイクロソフトは1.6%安、エヌビディアは2.8%安で、S&Pへの重しとなった。CBOEのVIX指数は2日連続で20ポイントを超えた。S&P主要11セクター中6セクターが上昇し、主要消費財が1.29%高、公益が1%高。一方、エクソン・モービルが3.8%安となった事が響き。エネルギーは3.65%安。
週足では、S&Pが0.3%安、ダウ工業株30種が0.1%安、ナスダック総合が0.6%高。バイオ医薬品モデルナは3.3%安。開発を進めているメッセンジャーRNA(mRNA)テクノロジーに基づく季節性インフルエンザワクチンの臨床試験がまちまちだった事が嫌気された。
米リチウム生産企業のリベント、アルベマール、ビードモント・リチウムは10-12%安。中国でEVバッテリー向け金属の軟調な価格が懸念された。テスラは3.1%高。
S&P構成銘柄で取引が最も活況だった。米取引所の合算出来高は106億株、直近20営業日の平均は117億株。来週の2月20日はプレジデンツデーのため、米株式市場は休場。

/17日NY終値:ダウ工業株30種= 33,826.69 ㌦ (+129.84/+0.39%)、ナスダック総合=11,787.27 (-68.56 /-0.58%) 、
S&P総合500= 4,079.09 (同-11.32/-0.28%)。